2018年度 言語管理研究会「言語教育と言語管理」分科会開催のお知らせ
言語管理研究会では「言語教育と言語管理」分科会を下記のとおり開催いたします。皆さまお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
日時:2018年9月1日(土)14:00-16:00
場所:東海大学高輪校舎 1201教室(品川駅近く)
アクセス:http://www.u-tokai.ac.jp/info/traffic_map/shared/pdf/takanawa_campus.pdf
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- 参加費:100円
- 参加申込み:資料準備等の関係上、参加希望の方はできるだけ事務局までお申し込みください。お問い合わせもこちらにお願いいたします。(事務局 slm.gengokanri@gmail.com )
- 参加申込締め切り:8月29日(水) ※当日受付もいたします。
テーマ:「技能実習生を取り巻く接触場面―日本人のインターアクション能力の向上を視野に入れて―」
分科会の趣旨: 平成30年6月15日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2018」には、外国人材の受入方針が明確に打ち出されており、これまで以上に多様で複雑な接触場面生成を予測させるものとなっている。
平成29年度末の在留外国人数は256万1,848人であったが、うち技能実習生は27万4,233人と全体の10%以上となっており、今後も一層増加する実習生を取り巻く接触場面が、日本の共生を考えていく上でも重要な研究課題であることは言を俟たない。
本分科会ではこの実習生を含む接触場面において、参加者(ホスト側も含む)に必要とされるインターアクション能力とは何か、またその教育について3名の話題提供者を中心に議論を深めていきたい。
プログラム:
13:30- 開場(受付開始)
14:00-14:05 開会の挨拶
司会 加藤好崇(東海大学)
14:10-14:45 話題提供1
「『外国人技能実習制度』とその下で来日する人々の仕事と生活―インタビューデータより―」
上田潤子氏(早稲田大学日本語教育研究センター)
要旨: 「外国人技能実習制度」の概要を紹介した後、インタビューデータから見えた技能実習生の仕事と生活それぞれの場面におけるインターアクションについて考察する。
14:45-15:15 話題提供2
「技能実習生の『生活者』としての接触場面とインターアクション能力を考える―授業記録の振り返りを通して―」
福村真紀子氏(早稲田大学大学院博士後期課程)
要旨: 本発表では、技能実習生に対して行った日本語授業での様々な活動を振り返り、かれらを「生活者」として捉える視点の重要性を示しながら接触場面とその場面で求められるインターアクション能力について考察し、今後彼らに対してどのような日本語教育を目指すのかを議論する。
15:15-15:30 話題提供3
「技能実習生と日本人のインターアクション能力向上に向けて―日本語教育ができること―」
中野玲子氏(早稲田大学日本語教育研究センター)
要旨: 前2つの発表を受け、技能実習生の職場と生活の場に必要なインターアクション能力を養成するために日本語教育ができることを考察する。また、ジャパンリテラシーは技能実習生のみに必要な能力なのかについてあわせ議論していく。
15:30-16:00 ディスカッション
司会 加藤好崇
言語管理研究会 https://lmtjapan.wordpress.com/